職場の裏切りで人間不信になった時の距離の取り方と相談術完全版
職場で信じていた人に裏切られると、心が一気に冷えて、もう誰も信じられない気持ちになりますよね。
悪口や噂で孤立したり、秘密を漏らされたりすると、仕事そのものより人間関係がしんどくなります。
「職場の裏切りで人間不信になったかもしれない」「仕返しや復讐を考えてしまう」「パワハラなのか判断できない」「相談や記録のやり方が分からない」「転職も頭をよぎる」——そんな不安を抱えるあなたに向けて、今の自分を守る具体策を整理しました。
私自身、転職情報を発信する立場として、職場の人間関係が原因で心身を削るケースをたくさん見てきました。
大事なのは、感情を否定せずに受け止めつつ、現実的な行動に落とし込むことです。
この記事では、職場の裏切りで人間不信が強まる理由と、距離の取り方・セルフケア・相談や転職判断まで、順番に解説します。
- 職場の裏切りで人間不信が強まる仕組み
- 悪口・噂・秘密漏えいで孤立したときの整理法
- 仕返ししたい気持ちを安全に落ち着かせる方法
- 相談・記録・転職判断の現実的な進め方
職場の裏切りで人間不信になる理由

裏切られたショックは、出来事そのものだけでなく、「信じた自分が否定された感覚」を生みます。
ここでは、心が折れやすいポイントを言語化して、状況を客観視できるようにします。
あなたが今感じているモヤモヤって、たぶん「何が起きたか」だけじゃなくて、「これからどうなるの?」が不安だから強くなるんですよね。
なので、このパートでは、よくあるパターンを先に把握して、頭の中の混乱を少し落ち着かせていきます。
もう誰も信じられない心理
裏切りを経験すると、頭では「その人がひどかった」と分かっていても、心は「また同じことが起きる」と警戒モードに入ります。
これは弱さではなく、傷つかないための防衛反応として自然な面があるのです。
自分でも「なんでこんなに疑ってしまうんだろう」と思うほど、職場の会話や視線が怖くなることがあります。
特に職場は、毎日顔を合わせる・評価に影響する・逃げ場が少ない環境です。
だからこそ、一度の裏切りが「職場全体への不信」に広がりやすいんですね。
たとえば、ひとりの同僚に秘密を漏らされただけでも、「Aさんが漏らした」では終わらず、「BさんもCさんも知ってる気がする」「もしかして上司まで?」と、想像が連鎖しやすいです。
ここで大切なのは、「信じた自分が悪い」と結論づけないことです。
信頼できる関係を望むのは健全ですし、信じたからこそショックが大きいだけです。
むしろ、信じられない状態が続くほど、あなたはちゃんと傷ついている、ってことなんですよ。
もう一つ、よくある落とし穴があります。
それは「答え合わせ」にハマることです。
裏切りの背景を知りたくて、誰が何を言ったかを追いかけたり、LINEやチャットの文面を何度も読み返したり。
やりたくなる気持ちは分かります。
でも、証拠が出ないときほど、脳がずっと「未完了の宿題」を抱えてしまって、寝る前に思い出して心拍が上がったり、朝の出社前に吐き気っぽくなることもあります。
私がよくおすすめするのは、まず「心の安全」を確保する順番に切り替えることです。
具体的には、信頼を回復する前に、不信で消耗しない仕組みを作ります。
職場の人間関係って、仲良くなることがゴールじゃなくて、働ける状態を保つことがゴールです。
ここを割り切れると、気持ちが少しラクになります。
- 信じるではなく判断保留にする
- 全員に好かれようとせず、仕事が回る関係を優先する
- 自分の価値を「相手の評価」だけに預けない
最後に、あなたが今つらいなら、つらいままで大丈夫です。
回復は一直線じゃありません。今日は疑いが強くても、明日は少しマシ、みたいに波があるものです。
波があるのは「戻れている途中」でもあるので、焦らないでいきましょう。

不眠、動悸、食欲低下、強い不安が長く続く場合は、無理に一人で抱え込まないでください。
医療機関やカウンセラーなど、専門家への相談も選択肢です。
悪口・噂で孤立する職場

職場の裏切りで多いのが、悪口や噂が回り回って自分の耳に入るパターンです。
表面上は普通に接してくるのに、裏で評価を落とす話が広がると、「誰が味方か分からない」状態になりやすいです。これ、想像以上にメンタル削られますよね。
「私だけ知らないところで話が進んでる」感覚があると、職場にいるだけで神経がすり減ります。
孤立がつらいのは、「人が離れていくこと」だけでなく、業務上の情報や協力まで減ってしまい、ミスやストレスが増えるからです。
たとえば、共有されるはずの情報が遅れる、相談しても素っ気ない、ちょっとした確認が回り道になる。
こういう“仕事のやりにくさ”が積み上がって、あなたの評価まで下がると最悪です。
ここで焦って弁明し続けると、余計に火が付く職場もあります。
なぜなら、噂を好む人は「反応」をエサにするからです。
反論すればするほど「やっぱり本人も気にしてる」「怪しい」と盛り上がるケースもあります。
なので、私は「噂の火消し」よりも、職場での立ち位置を守る方を優先したほうがいいと思っています。
じゃあ、何を優先するか。
ポイントは3つで、①事実で淡々と積み上げる、②接点を分散する、③孤立の固定化を防ぐ、です。
噂が広がる環境って、だいたいコミュニティが狭いんですよ。
特定のグループが“情報源”になっている場合、そこに近づきすぎると巻き込まれやすい。
だからこそ、関係を一点集中させないのが効きます。
- 噂の出どころを追いかけすぎない(証拠がないと消耗しやすい)
- 仕事の事実で評価を積み上げる(成果・納期・報連相を丁寧に)
- 信頼できる人を「一人」見つける(全員に理解される必要はない)
もう少し具体的に言うと、噂に対しては「証拠のない話に反応しない」姿勢が強いです。
たとえば「そういう話があるんですね。業務の件はこの通り進めています」と、仕事の話に戻す。
あなたが誠実に仕事を回していれば、見ている人はいます。
逆に、誠実に働いている人ほど、噂に巻き込まれたとき「反論しなきゃ」と思いがちなんですが、そこは損しやすいです。
それでも孤立が進むときは、業務上のリスクを潰していきます。
たとえば「口頭の依頼はチャットで要約して返す」「決定事項は議事録に残す」「誰に何を確認したかをメモする」。
こういう“仕事の防波堤”を作ると、噂の影響を受けにくくなります。
- 挨拶・お礼・共有だけは丁寧にして、敵意を見せない
- 関わる人を増やしすぎず、少しずつ“薄く広く”にする
- 業務上の成果を可視化する(期限、対応履歴、数字)

秘密を漏らす同僚の特徴
秘密を漏らされたときのダメージは大きいですよね。
特に「相談に乗ってくれていた人」だと、裏切られた感覚が強くなります。しかも職場の秘密漏えいは、友人関係より厄介です。
なぜなら、同じ空間で働き続ける以上、話題が何度も再燃しやすいし、「仕事の評価」や「人間関係の序列」に結びつきやすいからです。
私が見てきた範囲でも、秘密を扱えない人には共通点があります。
悪意の強弱はさまざまですが、行動の癖として見えてくることが多いです。
たとえば、最初は親切そうで距離が近いのに、会話の中心がいつも“誰かの話題”だったり、情報を集めるのが上手い人。
こういうタイプは、あなたの話も「自分の立ち位置を上げる材料」として使ってしまうことがあります。
- 人の話を「ネタ」として扱いがちで、噂話が多い
- プライベートをしつこく詮索してくる
- 自分を良く見せるために話を誇張する
- こちらを孤立させるような誘導(「あの人とは距離置いた方がいい」等)
ここで重要なのは、「相手が悪い」と決めつけることより、次の被害を止める設計に切り替えることです。
あなたが今やるべきことは、相手の良心に期待することではなく、相手が漏らせない状態を作ること。
つまり、情報の流通量を減らします。
具体的には、話す内容を3段階に分けるのがラクです。
①業務上必要な共有(誰にでも話す)、②当たり障りのない雑談(天気、仕事の一般論)、③個人的な事情(体調、家庭、転職、評価不満など)。
このうち③は原則ストップ。
あなたが悪いんじゃないです。
職場という環境だと、③はリスクが大きいだけです。
それでも「完全に黙るのは不自然で怖い」という場合もありますよね。
そういうときは、話す内容を“感情抜き”にするのがコツです。
たとえば「最近忙しいです」「プロジェクトの山場です」みたいに、相手が広めても害が少ない話題に寄せる。
相手が詮索してきても「そうなんですよね〜」で流して、核心には触れない。
これだけでかなり守れます。
あと、漏えい後のケアも大事です。
漏れた事実をゼロにするのは難しいので、私は「自分の心のダメージを回復する」ことをセットで考えます。
怒りや恥ずかしさが強いときほど、あなたの価値が下がったわけじゃないと何度でも確認してほしいです。
漏らした側の問題で、あなたの人間性とは別です。
- 個人的な話は、社外の安全な相手に回す
- 職場では「仕事の話だけ」を基本ルールにする
- 詮索されても、結論を言わずに会話を切り上げる
- 共有が必要な情報は、文章で残して誤解を減らす

こういう相手には、今後「信用で対抗」しないのが現実的です。
渡す情報を減らす=自分を守るという割り切りが効きます。
仕事に必要な会話だけに限定し、雑談は短めに切り上げる。
これだけでも再被害を減らせます。
パワハラ疑いの責任転嫁

「ミスを自分のせいにされた」「仕事を押しつけられた」という裏切りは、単なる人間関係の問題を超えて、パワハラに近いケースもあります。
ただし、パワハラ該当かどうかは、反復性・業務上の必要性・程度などで判断が分かれるため、ここで断定はできません。
ここは慎重にいきたいところです。
ポイントは、「ただ嫌な人」なのか「就業環境を害するレベル」なのかを、感情だけじゃなくて事実で切り分けることです。
たとえば、責任転嫁が一度きりなのか、繰り返しなのか。
ミスの原因が客観的にどこにあるのか。
あなたにだけ不利益が集中していないか。
こういう視点を持つだけで、取るべき手段が変わります。
私が強くおすすめしたいのは、感情のメモではなく、事実の記録です。
日時、場所、発言、関係者、業務への影響を淡々と残す。
これが後から自分を守ります。
たとえば「○月○日○時、会議でAさんが“このミスはあなたの確認不足”と言った。実際の手順書ではAさん承認が必要だった」みたいに、事実と根拠をセットにします。
そして、判断基準の枠組みを知っておくとラクです。職場のパワハラは、代表的な言動の類型が整理されています。
あなたのケースがどこに近いかを把握できるだけでも、頭の中のモヤが減ります。
(出典:厚生労働省「あかるい職場応援団」パワーハラスメント6類型)
ただ、ここで誤解してほしくないのは、「類型に当てはまる=即アウト」ではない点です。
個別事情で判断は変わりますし、会社の体制や相談窓口の動き方も違います。
だからこそ、まずは記録と相談の準備が重要です。
注意:名指しでのネット投稿や社内の暴露は、状況を悪化させることがあります(名誉毀損や守秘義務などの問題が絡む場合も)。
「でも、相手が上司で逆らえない」「言い返すと評価が下がりそう」みたいな事情もありますよね。
分かります。そういうときこそ、いきなり戦うのではなく、守る準備を先にします。
たとえば、業務指示はチャットで確認する、メールで要点を復唱する、第三者がいる場で相談する。
これだけでも責任転嫁が起きにくくなります。
- 依頼・指示は文章で残す(口頭だけで終わらせない)
- 締切・担当範囲を明確化して合意を取る
- 週次で進捗共有し、後出しの批判を減らす
- 体調悪化のサインが出たら早めに相談する

相談や記録の基本は、ハラスメント系のトラブルでも共通しています。相談手順を具体的に知りたい方は、こちらも役立ちます。
フレネミー診断チェック
表では味方のふりをして、裏で貶めるタイプは、いわゆるフレネミー(友達のふりをした敵)として語られることがあります。
言葉として便利なのは、「相手の矛盾した態度」を整理できるからです。
「あの人、優しいのに、なんか引っかかる」みたいな違和感って、説明しづらいですよね。
フレネミーという概念は、その違和感を“あなたの勘のせい”にしないためのラベルとして使えます。
ただし、私はこの言葉を「相手を断罪するため」に使うのはおすすめしません。
職場は関係が固定されやすいので、敵認定してしまうと、あなたのストレスが増えることがあるからです。
目的は、相手の性格を裁くことではなく、巻き込まれない距離感を作ることです。
- やたら距離が近く、特別扱いを演出する
- 噂話や他人の悪口が多い
- プライベートを細かく聞きたがる
- マウントや比較が多い
- 話が周囲に広まるスピードが不自然に速い
- こちらの成功に反応が薄く、失敗に食いつく
チェック項目で大事なのは「単発」ではなく「パターン」です。
たとえば、悪口が多い人はたまにいます。
でも、あなたと二人のときだけ親密で、第三者がいる場では態度が変わる、あなたの発言だけ誤解される形で広がる、あなたの失敗だけ何度も蒸し返される——こういう“繰り返し”があるなら、距離を取ったほうが安全かもしれません。
フレネミーっぽい人の厄介さは、こちらの罪悪感を刺激してくるところです。
「私が悪いのかな」「冷たくしたら感じ悪いかな」みたいに思わせるのが上手い。
けど、そこで優しさを発揮しすぎると、情報が吸い上げられて、あなたが疲れるだけになりやすいです。
対策はシンプルで、①情報を出さない、②二人きりを減らす、③リアクションを薄くする、の3つです。
リアクションを薄くするのは、冷たくするのとは違います。
相槌は打つけど深入りしない、という感じです。「へえ、そうなんですね」「そうなんだ」で終わらせる。
これだけで相手の“燃料”が減ります。
- 詮索:最近どう? →「まあぼちぼちです」
- 誘導:あの人苦手でしょ? →「仕事では普通にやってます」
- 悪口:〇〇って最悪だよね →「いろいろありますよね」

大事なのは「診断して断罪すること」ではなく、相手のタイプに合わせて距離と情報量を調整することです。
信頼は急いで積み上げない。職場ではこれが安全策になります。
職場の裏切り人間不信の対処法

ここからは、今の職場で心を守るための実務的な動き方をまとめます。
感情の扱い方と、距離の取り方、相談・転職判断まで「次に何をするか」が分かるように組み立てます。
あなたが今ほしいのって、たぶん「気持ちの整理」もそうですが、「明日からどう動けばいいか」の地図だと思うんですよ。
なので、このパートは“実務寄り”でいきます。できる範囲からで大丈夫です。
仕返ししたい気持ちの対処
裏切られた直後に「仕返ししたい」「復讐したい」と思うのは、珍しくありません。
自尊心が傷ついたとき、人はバランスを取り戻そうとして強い反発心が出ます。
ここ、正直に言うと「当たり前」です。
むしろ、何も感じないほうが不自然なくらいです。
ただ、職場の仕返しは短期的にスカッとしても、長期的に自分の立場やキャリアを傷つけるリスクが高いです。
たとえば、相手のミスを暴く、社内で言いふらす、SNSで匂わせる、無視する、露骨に態度を変える。
気持ちは分かるんですが、やった瞬間に「あなたも同類」に見えることがあるんですよね。
そうなると、あなたが本来守りたい“信用”を失いかねません。
だから私は、仕返しの衝動を「悪者扱い」せずに、安全な形で処理して、守る行動に変換するのが現実的だと思っています。
私が現実的だと思うのは、次の3段階で扱う方法です。
- 吐き出す場所を作る(メモ、信頼できる人、専門家)
- 守る行動に変換する(記録、距離、相談)
- 環境を変える準備を進める(異動、転職の情報収集)
1つ目の「吐き出す」は、感情を外に出すだけです。
相手にぶつけない。
ここが大事。
紙に書く、スマホのメモにぶちまける、信頼できる人に話す。
感情って、溜めておくほど暴走しやすいので、まず圧力を下げるイメージです。
2つ目の「守る行動に変換」が、いちばん効きます。
たとえば、相手にやり返す代わりに、こちらは記録を積み上げる。
相手に近づく代わりに、距離を置く。相手の評価を落とす代わりに、自分の仕事の成果を可視化する。
こういう“守りの勝ち筋”に乗せると、仕返しの衝動が少しずつ弱まります。
なぜなら、あなたの中で「取り返している感覚」が作れるからです。
3つ目の「環境を変える準備」は、すぐ転職しろって話ではないです。
情報収集だけでもいい。
いざというときに動ける状態を作ると、心がラクになります。
人間不信が強いときほど「この職場が世界のすべて」みたいに感じやすいんですが、外に選択肢が見えるだけで、体感ストレスが下がります。
注意:衝動が強いときほど「証拠を集めて一気に潰したい」と考えがちですが、法的な判断や社内規定が絡むこともあります。最終的な判断は専門家にご相談ください。

「相手を倒す」より、「自分の生活を取り戻す」方が、結果として勝ちやすいです。
感情は否定せず、行動だけ安全な方へ寄せていきましょう。
距離を置く線引きコミュ術

職場で距離を置くのは、冷たい人になることではありません。自分を守るための線引きです。
ポイントは、対立ではなく「淡々と業務に寄せる」ことです。
ここ、地味なんですがめちゃくちゃ効きます。
距離を置くときに失敗しやすいのは、「急に冷たくする」「露骨に避ける」ことです。
相手が攻撃的なタイプだと、それを理由にさらに燃えることがあります。
だから私は、“温度を下げる”くらいのイメージでゆっくり引くのがいいと思っています。
会話を仕事に限定する
雑談や個人的な相談は減らし、連絡はタスク・期限・確認事項だけにします。
相手のペースに巻き込まれそうなら、チャットやメール中心にするのも有効です。
文章にすると、言った言わないが減りますし、相手の感情に巻き込まれにくいです。
たとえば、口頭での雑談が長くなりがちな人には「すみません、次の作業があるので、要点だけチャットでもらえますか?」と、仕事の理由で切れます。
これ、角が立ちにくいです。
断り方は短く、理由は増やさない
「今は締切が近いので、また今度でお願いします」「今日は予定があるので失礼します」など、短く切るのがコツです。
説明を長くすると、そこを突かれて疲れます。
相手が詮索してくるタイプほど、「理由を言わない」を徹底したほうがラクです。
断るときのメンタル面も大事です。優しい人ほど「断ったら悪い」と思いがちなんですが、職場は“公平に仲良くする場所”ではなく、“仕事をする場所”です。
あなたが守るべきは、相手の機嫌より、あなたの心とパフォーマンスです。
二人きりの場面を減らす
距離を置くなら、二人きりの場面を減らすのが効果的です。
面談や相談が必要なら、上司や第三者がいる場で話す、会議室ではなくオープンスペースで話す、チャットで要点だけ確認する。
これだけで、相手の“圧”が減りやすいです。
- 「今は作業中なので、要点をチャットでください」
- 「この件は認識合わせしたいので、関係者も入れて共有します」
- 「すみません、締切があるのでまた今度で」
- 「確認だけします。担当は私、承認はAさんで合っていますか?」

仕事とプライベートを分ける距離感が苦手な方は、こちらの記事も参考になります。
感情を書き出すセルフケア
人間不信が強いときは、頭の中が「相手の言動の検証」でいっぱいになりがちです。
そこで効くのが、感情を書き出すセルフケアです。
手書きでもメモアプリでも構いません。
ここ、地味ですけど「効く人にはめちゃ効く」やつです。
なぜ書き出しがいいかというと、頭の中の不安は“曖昧”だから強いんですよ。
曖昧な不安は、脳が勝手に最悪のシナリオを作ってしまいます。
書き出すと、「何が事実で、何が想像か」が分かれてきて、呼吸が少し戻ります。
- 事実(起きたこと)と感情(どう感じたか)を分けて書く
- 結論を急がず、まず「今の気持ち」を出す
- 書いた後に深呼吸して、身体の緊張をほどく
おすすめの書き方:3行でOK
長文がしんどい日は、3行で十分です。
①今日あった出来事、②湧いた感情、③今の自分に必要なこと。
たとえば「Aさんに冷たくされた。悲しい+怒り。今日は早く寝て、明日は会話を仕事に限定する」みたいに短くてOKです。
“自分を責める文章”を見つけたら止める
書いていると「私が悪いんだ」「もっと上手くやれたはず」と、自分を責める文が出てくることがあります。
気づいたら、一旦止めてください。
責める方向に行くと、裏切りに上乗せで自傷になってしまうんですよね。
代わりに「私が悪いと決める根拠は?」「相手の行動の問題は?」と、問いを変えるのがおすすめです。
加えて、趣味に没頭する、信頼できる人に会うなど、意識を別の場所へ移す時間も大切です。
ひとりで抱えると、脳内会議が止まらなくなります。
短時間でもいいので、身体を動かす、散歩する、好きな動画を観る、温かい飲み物を飲む。
こういう“回復の行動”を意識的に入れると、次の日の耐久力が変わります。
裏切られた直後は「許す・許さない」の判断を急がなくていいと私は思います。
回復には時間が必要です。
- 寝る前にスマホを置いて、呼吸を整える
- 温かい飲み物で身体をゆるめる
- 軽い散歩やストレッチで緊張を下げる
- 信頼できる人に「結論いらないから聞いて」と伝えて話す

許しはゴールじゃなくて、あなたの心が落ち着いた後に自然に起きることもあります。
今はまず、あなたの安全が優先です。
相談窓口・記録・転職判断

状況が改善しないときは、「我慢を続ける」以外の選択肢を持つことが、心の余裕になります。
特に重要なのは、記録と相談、そして転職判断の順番です。
ここは順番を間違えると余計しんどくなるので、丁寧にいきます。
まず、あなたが今の職場で戦えるかどうかは「気合い」では決まりません。
相談できるルートがあるか、証拠に近い情報があるか、味方になってくれる人がいるか、体調は持つか。
こういう条件で現実的に決まります。
だからこそ、感情で突っ込まず、手順で守ります。
記録は「証拠」ではなく「自分の味方」
記録は、相手を攻撃するためだけのものではありません。
自分の感じ方が揺れているときに、「何が起きているか」を支えてくれる味方になります。
日時・発言・業務への影響を淡々と残してください。
あなたの心って、疲れると記憶が曖昧になります。
だから記録があるだけで、「私の勘違いかも」の不安が減ります。
相談先は社内と社外の両方を想定する
社内なら上司・人事・コンプライアンス窓口・産業医など。
社外なら労働局の総合相談窓口、労働組合、専門家(弁護士・社労士)などが候補です。
誰に相談するかで、得られるものが変わります。
たとえば「まず話を聞いてほしい」なら産業医や外部相談、「会社を動かしたい」なら人事やコンプラ、「法的な整理が必要」なら専門家、という感じです。
相談先の使い分け(目安)
| 相談先 | 向いている状況 | 得られやすいもの | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 直属の上司 | 業務調整や配置変更を早めにしたい | タスク再配分、関係者調整 | 上司が当事者だと機能しにくい |
| 人事・コンプラ窓口 | 継続的なトラブルで会社対応が必要 | 調査、注意・指導、制度案内 | 社内手続きで時間がかかる場合も |
| 産業医・社外相談 | 体調がきつい、まず気持ちを整理したい | メンタル面の助言、受診の案内 | 会社の判断に直接影響しないことも |
| 労働局など公的窓口 | 制度や手続きの方向性を確認したい | 一般的な案内、相談先の紹介 | 個別の最終判断は別途必要 |
| 弁護士・社労士 | 法的な整理、交渉、手続きが必要 | 見立て、方針、交渉支援 | 費用や相性もあるため慎重に |
ここは繰り返しになりますが、あなたの状況によって最適解が変わります。
焦って一発で決めようとしなくて大丈夫です。
転職は「逃げ」ではなく「守りの選択」になり得る
努力しても状況が変わらない職場はあります。
人間関係が理由で転職を考えるのは、珍しいことではありません。
ただし、勢いで辞めると生活の不安が増えるので、在職中に情報収集と準備を進めるのが現実的です。
私は基本、「今すぐ辞めるか」より「いつでも辞められる状態を作るか」をおすすめしています。
転職判断の目安としては、①体調が壊れ始めている、②相談しても改善が見えない、③仕事の成果が出しにくい構造になっている(孤立・妨害・責任転嫁が固定化)、④会社が守ってくれない、あたりが重なるほど、環境を変える価値が上がります。
- 体調が崩れているなら、まず休養と受診を優先する
- 相談・手続きは、会社の規定や制度で変わるため公式情報を確認する
- 法的な判断が絡む場合は、専門家に相談して進める
職場の裏切りによる人間不信から立ち直るために
職場の裏切りで人間不信が強まるとき、必要なのは「気合い」ではなく、自分を守る順番です。
感情は自然な反応として受け止めつつ、距離を取り、情報を絞り、事実を記録し、必要なら相談や環境変更を検討する。
これだけでも、心の消耗は確実に減ります。
ここまで読んでくれたあなたは、もう十分がんばってますよ。
立ち直りって、たぶん「また誰かを全面的に信じられるようになる」ことだけじゃないです。
私の感覚では、立ち直りはもっと現実的で、「疑いがあっても働ける」「必要な相手とは淡々と協働できる」「自分の心を守れる」状態に戻ることです。
職場って“友達作りの場”ではないので、最低限の信頼で回せるようになったら、それは立派な回復です。
最後に、私が読者のあなたに伝えたいのはひとつです。
信じた自分を責めないでください。信頼できる関係を望むことは、あなたの誠実さの裏返しです。
裏切りが起きたのは、あなたの優しさが原因ではなく、相手の行動が原因です。
そして、あなたの選択肢はひとつじゃありません。今の職場で回復できる道もあれば、環境を変えた方が早い道もあります。
いずれにしても、「自分を守る」ことを最優先にしていいです。
- 明日から会話を仕事に限定する
- 嫌だった出来事を事実ベースで1件だけ記録する
- 信頼できる相手に「聞いてほしい」と一言送る
- 転職サイトや求人を眺めて“外の選択肢”を確認する
あなたが「自分の生活を取り戻す」選択ができるよう、私はこれからも現実的な情報を発信していきます。
ここまでしんどかった分、これからは少しずつ、あなたのペースで立て直していきましょう。


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